ブログ · 予算管理の習慣 · 2026年10月11日 · 7 分で読めます · Klim S
家計が厳しいときに、ガソリン代を節約する方法

米国エネルギー省によると、急な運転をすると、高速道路での燃費が15%~30%低下することがあります。それでも、ガソリン代の予算は、先月と同じ金額をそのまま当てはめたり、50/30/20のようなルールから始めたりしがちです。予算がいつも足りなくなるなら、原因はあなたの意志の弱さではなく、走行距離を考慮していない計画にあるのかもしれません。
間違い1:先月の合計額をそのまま予算にする
運転の状況が変わっているなら、先月の合計額よりも4週間分の実績を基準にするほうが役立ちます。ガソリン代を節約するには、実際に走った距離と支払った価格から4週間分の基準額を出し、そのうえで使用量を減らす、納得できる価格差を見つける、またはその両方を行って支出を抑えましょう。必要な移動と任意の移動は分けておきます。そうすれば、節約を始める前に、使える目標額を決められます。
先月は、家族に会いに行ったり、1週間リモートワークをしたり、用事が少なかったりしたかもしれません。その合計額を翌月にも当てはめるのは、来月も同じ状況だと決めつけることになります。そうなることもありますが、実際には予算がただの推測になっていることも少なくありません。
4週間分の実際の燃料代を把握するには、銀行やカードの利用明細、レシート、またはオドメーターの記録を使いましょう。レシートがあれば、購入したガロン数も参考になります。これをずっと続ける新たな作業にするのではなく、勘に頼る代わりに、調整できる出発点をつくるのが目的です。
片道18マイルの通勤を週5日しているなら、4.3週間の月で通勤距離は約774マイルです。実際の平均燃費が1ガロンあたり28マイルなら、使う燃料はおよそ28ガロン。地域の価格が1ガロンあたり$3.50なら、通勤だけで約$98かかり、用事やほかの移動の分は含まれていません。実際の金額は、車、ルート、給油価格によって変わります。
間違い2:合わない50/30/20ルールにガソリン代を無理に当てはめる
手取りが$4,000の場合、必要経費の上限である50%は$2,000です。住居費が$2,200なら、その時点ですでに上限を超えています。保険、光熱費、必要な移動の費用も加わるなかで、すべての必要経費をそのライン以下に抑えようとすると、便利なルールが実態とかけ離れた予算になってしまいます。
対処法は、50/30/20を判定基準ではなく、あくまで目安として使うことです。仕事に行ったり家族の世話をしたりするために燃料が必要なら、生活を維持するための支出に含めましょう。合計額に任意の外出分も含まれるなら、すべてのガロンを同じ扱いにせず、その分の概算を分けておきます。
そのうえで、実際にかかる固定費に合わせて割合を調整しましょう。ルールが示すよりも、自由に使えるお金が少ないかもしれません。住居費や交通費を見直している間は、貯蓄額を抑える必要があるかもしれません。すでに使い道が決まっているお金に、きれいな割合を当てはめるより、そのほうが現実的です。
50/30/20予算計算ツールでルールに当てはめた金額を確認し、実際の必要経費に合わなければ割合を変えてみましょう。計算ツールは計算をしてくれますが、あなたの生活に必要な支出までは判断できません。
間違い3:ガロン数や地域の価格を見ず、金額だけで予算を立てる
同じ$150を使っていても、2人のドライバーが使った燃料の量は違うことがあります。価格や走行距離が異なるからです。金額だけを見ていると、支出の変化が走行距離の増加によるものか、1ガロンあたりの価格上昇によるものか、あるいは両方なのかを判断しにくくなります。
米国エネルギー情報局の説明によると、ガソリンスタンドの価格には、原油、精製、流通、税金などの要因が影響します。ルートが変わらなくても、ガソリン代が上がることはあります。使ったガロン数と支払った価格の両方を確認しましょう。
簡単に見積もるには、月間の通常の走行距離を車の実燃費で割り、地域の1ガロンあたりの価格を掛けます。これは目安であり、確約ではありません。車のカタログに記載された燃費より、オドメーターの記録と給油の実績のほうが確かな情報です。
価格を探すにも限度があります。20ガロンの給油で1ガロンあたり10セント安くなっても、節約できるのは$2です。すでに近くにいるならお得かもしれませんが、そのためだけに運転すると、燃料代や時間が節約額を上回ることがあります。
間違い4:支出を減らすには、外出を控えるしかないと思う
5つの用事を5回に分けて出かけると、1回の計画的なルートで済ませるより走行距離が長くなることがあります。必要な移動を削るのは現実的でなくても、同じ週に同じ用事をこなすための燃料を減らせる場合があります。
新しい予算管理の方法を取り入れなくてもできることから始めましょう。都合がよければ用事をまとめる、車の推奨値に合わせてタイヤの空気圧を確認する、安全にできる範囲で急加速や急ブレーキを避ける、といった方法があります。エネルギー省が燃費に関するガイドで運転習慣を取り上げているのは、運転の仕方によって、同じルートで使う燃料の量が変わるからです。
すべての移動を燃費のテストにする必要はありません。続けられそうな工夫を1つ選びましょう。不便なくまとめられる用事なら効果的ですが、複雑なルートで毎日が大変になるなら、あまり意味がありません。
- 実績に基づく基準額。 あいまいな記憶の数字ではなく、4週間分の実際の燃料代や給油記録を使いましょう。
- 必要な移動と任意の移動。 たとえ概算でも、必要な運転と変えられる移動を分けましょう。
- 続けられる調整を1つ。 価格、ルート、運転習慣のうち、無理なく続けられる現実的な工夫を選びましょう。
間違い5:調整の余地をつくる前にガソリン代を削る
あらかじめ$30の余裕を見ておけば、価格が急に上がっても、ガソリン代の目標額$120を超えずに済むかもしれません。燃料費は変動する支出です。走行距離も給油価格も、月ごとに変わることがあります。
支出が少なかった月の金額を新たな上限にすると、少し忙しい週があるだけで、予算が失敗したように見えてしまいます。そうではなく、数週間分の支出を比べましょう。普段の運転をまかなえる金額を目安にし、余った分をどうするか決めます。費目に残して出費の多い月に備えても、次の期間の支出を確保してから貯蓄目標に回してもよいでしょう。
収入が変動するなら、これまでで最も収入が多かった月ではなく、確実に見込める給料をもとに計画を立てましょう。普段の変動を吸収できない予算は、精密なのではなく、もろいだけです。目標を高めに設定することはできますが、毎週いつもより移動が少ないと期待しなくても達成できる金額にしましょう。
間違い6:週末に記憶を頼りに給油記録を作り直す
日曜日に4回分の給油を思い出して記録するより、支払いのたびに残した4件の記録のほうが確かな情報になります。ここで、もっともな管理方法がいつの間にか別の仕事になってしまうことがあります。ガソリン代の予算が大切だとわかっていても、記録する手間がほかのことと競合してしまいます。
私は自分自身が予算管理アプリを2週間で使わなくなった経験を経て、Dibbaをつくりました。設計の考え方はシンプルです。iPhoneでは、DibbaのAIが、あなたが転送するよう選んだ銀行の購入通知SMSとApple Payの通知を読み取り、届くたびに店名、金額、カテゴリーを記録します。銀行口座へのログインも、取引内容の手入力も必要ありません。設定は約2分で、無料で使い始められます。家計簿アプリを使えば、ほかの支出とあわせて燃料費を把握できます。
手動で記録する方法
給油したことを覚えておき、アプリを開いて金額を入力します。買い物のたびに記録するのが習慣になっている人には合っていますが、忙しい週は記録が抜けやすくなります。
自動で記録する方法
購入通知を転送すれば、Dibbaが届いた通知から情報を記録します。銀行から通知が届くことが前提で、どの通知を転送するかは自分で選べます。
できることには限りがあります。Dibbaは銀行口座の残高を同期したり、利用開始前の取引を取り込んだりはしません。過去の取引については、銀行の明細をインポートできます。リアルタイムの残高を確認したい場合や、銀行から購入通知が届かない場合は、この方法ではその不足を補えません。ツールは、何でもできるふりをするのではなく、必要な作業に合ったものを選びましょう。
間違い7:ガソリン代が特に安かった月だけで、予算がうまくいくと判断する
在宅勤務が2週間あった月にガソリン代が$95だったからといって、毎月$95で足りるとは限りません。使える予算は、たまたま走行距離が少なかった月だけでなく、普段の予定が変わっても無理なく続けられるものであるべきです。
数週間後に金額を見直し、生活の予定が変わったときにも改めて確認しましょう。支出が何度も予算を超えるなら、走行距離が増えたのか、給油価格が上がったのか、目標額が低すぎたのかを確かめます。方法全体をやめるのではなく、変化した部分を調整しましょう。
実際に家計を圧迫しているのがほかの任意支出なら、必要な通勤を削るのではなく、その支出を別に見直しましょう。お金の使いすぎをやめる方法では、その方法を詳しく説明しています。ガソリン代は、実際の暮らしに合った予算をつくるための一部分にすぎません。
金額がわかれば、方法は変えられます。この4週間に実際に使ったガソリン代を把握していますか? それとも、こうあってほしいと思う金額だけでしょうか?
FAQ
ガソリン代が必要経費の50%を超えても問題ありませんか?
問題ありません。50/30/20ルールは出発点であって、合格しなければならないテストではありません。家賃、保険、必要な移動の費用だけで手取りの半分を超えるなら、実際の支出に合った金額を使い、現実に変えられることを探しましょう。
毎月ガソリン代が変わるのは、何か間違っているからですか?
いいえ。走行距離も燃料価格も予定も変わることがあります。数週間分の実際の支出をもとに基準額を決め、現実的な余裕を加えましょう。生活の予定や地域の価格が変わったら見直してください。
予算ではガソリン代を必要経費と娯楽費のどちらに入れればよいですか?
移動の目的によります。仕事を続けるために必要な通勤の燃料代は必要経費かもしれませんが、任意の外出は娯楽費に含めるほうが自然です。1回の給油で両方をまかなうなら、費用全体をどちらか一方に分類するのではなく、必要な移動に使う分を見積もりましょう。
安いガソリンを求めて遠くまで運転するのは間違いですか?
必ずしもそうではありませんが、節約額と追加の移動にかかる費用を比べましょう。たとえば、20ガロンの給油で1ガロンあたり10セント安くなっても、節約できるのは$2です。わざわざ寄り道すると、その差額がなくなることもあります。
運転する距離を減らさずにガソリン代を節約できますか?
できる場合があります。米国エネルギー省によると、急な運転は燃費を悪化させることがあり、同省の運転ガイドでは、よりスムーズな運転など燃費を高める習慣を紹介しています。また、わざわざ出かけるのではなく、すでに近くを通るときに価格を比べる方法もあります。